森を守ろうプロジェクト

ライブ・コンサートで国産材の割箸を配っています

 古くから木の文化を育んできた日本の国土は、約7割が森林で、そのうち4割が木材を育てるために植林された人工林です。人間の手入れを必要とする人工林は、木材が使われることによって循環し、育ちます。木材が使われず、植えて、育てて、伐採するというサイクルが途切れると、人工林は荒廃し、山の環境は破壊されてしまいます。

 スプーンフルミュージックでは、日本の自然と、木の文化を守るためのプロジェクトとして、ライブやコンサートで、吉野杉など国産木材の間伐材を利用した割箸を配り、「マイ国産割箸」の利用を呼びかける活動を展開しています。

日本の森が抱える問題

日本の森が

 外国では熱帯林など、天然林が乱伐される環境破壊が問題になっていますが、日本では、人工林で育った木材が使われないために起きる環境破壊が問題となっています。

 豊かな森林資源に恵まれながらも、木材の輸入自由化や、非木材の普及などによって、日本の木材自給率は約3割にまで落ち込んでいます。

 国産木材の需要が減ったため、日本の林業は衰退の傾向にあり、手入れをすることが難しくなった日本の山は危機を迎えています。

 荒廃し、保水力のなくなった山は、生物が生きることもできなくなり、土砂災害の原因にもなってしまいます。

 現在、割箸は98%が輸入製品です。
 みなさんも、割箸を買うときは産地をチェックしてみてください。そして、安全で、日本のみならず、世界の森林を守る国産材の割箸をぜひ利用してください。

配布チラシ